精進料理で栄養的に問題になってくるのが、たんぱく質の事です。
なんでも、動物性の食材を使わないのですから、
私たちの体をかたちづくっているたんぱく質をどうやって
摂取すればよいのでしょうか?![]()
(そうそう。私たちも動物なんですからね。)
そこで、昔からの精進で多用されている食材は、
皆さんもご存知のとおり、大豆ですね。
お豆腐とかお味噌、お醤油、すべて大豆由来の食品です。
動物性たんぱくに比べると、若干アミノ酸組成が劣るようですが、
カロリーの低さを加味すれば、お肉に勝る食品と言えるでしょう。
お豆が全てこんなに栄養価が高いかというとそうではなくて、
大豆はだんとつ。日本人ってえらいなぁ
、とつくづく思います。
こんな優秀な食材をずっと傍においてきたんですから。
お豆のうちで、ざっと調べたところ、栄養価的な次点は落花生。
かなりたんぱく質も豊富、繊維もたっぷり‥なのですが、
いかんせん脂質が多いので、カロリーが高すぎます。
カロリーの事を考えると、ひよこ豆やインゲン豆が後に続きます。
‥どうして、こんなにお豆の事ばかり調べたかというと、
大豆を使わずに、バランスのよい精進は不可能か?と
思ったからなのです。
別に毎日精進を食べるわけではないから、
一食くらい栄養が偏っていてもいいよ、と
言われるかも知れません。
でもそれは違うと思うのです。
もちろん、これは精進に限った話ではありません。
ちゃんとしたごはん、というのは、その一食が、
一食として完成されていることが理想なのだと思います。
主食と副菜のバランス、栄養、ボリューム、そして見た目の色。
豪華である必要はなくて、完成しているかどうか、
そういう事が大事だと思うのです。![]()
‥話が逸れてしまいました。
つまり、ちゃんとしたごはんを構成できる
パフォーマンスを持ったお豆(植物性たんぱく)を
探してみたわけです。
大豆以外のお豆も今ではスーパーに沢山並びます。
せっかくだから色々なものをいただきたいですよね。
(贅沢な発想かもしれませんが。
)
精進で用いられることの多い豆乳を、たとえば
他のお豆で作ったらどんなになるんだろう
だなんて、
わくわくしませんか?
ひよこ豆の豆乳でベシャメル(もちろんバターは使わずに)を炊いたり、
インゲン豆の豆乳でアイスクリームを作ることも可能かも知れません。
調べれば調べるほどイメージは膨らむし、
精進の可能性に驚きを禁じ得ません。
さあ、私はそろそろキッチンに立たなければいけないのでしょう。